SPORK! EYE

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 これは、J-School/MAJESTyの学生によるコラムです。日頃の活動のこぼれ話、講義のなかで考えたこと、あるいは休暇中に訪れた旅先で感じたことなど、様々な話題をお届けします。
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いつまでもデブじゃだめと思うなよ

いつまでもデブじゃだめと思うなよ

減量を伴わずに糖尿病治療ができる。もしそうなら、グルメを楽しみながら健康も維持できるのだが、果たしてそう上手くいくのだろうか。

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「グルメと健康の両立」、その夢と現実

 実はこのパルミトイル酸、マカダミアナッツに多く含まれている脂肪酸で、これまでも糖尿病予防に効果があるといわれていた。ハワイ土産の定番のチョコレートの中に入っているアレである。それではさっそく、マカダミアナッツを・・・と思われた方、ちょっと待った。

 このパルミトイル酸、中高年特有の加齢臭の原因物質とも言う説もあるのだ。パルミトイル酸が分解されてできる「ノネナール」が加齢臭のもとというわけだ。マカダミアナッツを食べてパルミトイル酸を積極的に摂取するかどうかは、どうやら微妙なバランスの問題のようだ。


 ではElovl6で体内の脂肪酸の組成を変化させるというこの手法は、糖尿病治療として効果があるのだろうか。食べ物を口にしてからエネルギーや体の部品に変換されるまで、体内ではいくつもの化学反応が微妙なバランスで行われている。Evovl6は肥満へと繋がっていく、たくさんのスイッチのひとつにすぎない。しかもこのスイッチをオフにすることは、体の違う働きのオン・オフを変えてしまう可能性もある。Evovl6を抑えることによる糖尿病治療が、現実のものになるにはまだ研究が必要だろう。

 美食家のまま健康でいられるのは夢であるが、カロリー表示を気にしながらお酒を控える日々は続きそうだ。


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【取材・執筆:尾白登紀子】


1 糖尿病には大きく2つのタイプがあり、今回の報告は2型糖尿病を対象としている。多くの日本人はこのタイプ。2型糖尿病の原因の一つとしてインスリン感受性の低下があり、報告はこの病状に効果があるとしている。
2 燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん、英:Burnout Syndrome)。1つのことにとらわれ、それが慢性的なストレスになり、意欲をなくしてしまう状態。


参考文献
i 「肥満のままで糖尿病を改善へ 筑波大がマウス実験」朝日新聞 2007年10月04日
ii 島野仁ら「肥満により誘発されるインスリン抵抗性における、長鎖脂肪酸炭素鎖伸長酵素 Elovl6の重大な役割」 NATURE MEDICINE 13 ,1193-1202(2007)

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