シンポジウムの終盤には、事前に会場から寄せられた質問に関して議論が行われた。取り上げられた質問は、「スポンサーを気にせずに番組は作れないのか」だった。

田原 これはむしろ僕に対する質問ですが、「スポンサーを気にせずに番組は作れないのか?」というのが会場からの質問です。
答えとしては、「もちろん作れます」ということになります。
例えば私の『サンデー・プロジェクト』で言うならば、『サンデー・プロジェクト』には東京電力がスポンサーについています。
で、私は東京電力に「サンプロでは、必要になったら原発問題をやりますよ」と交渉しました。すると、東京電力が「原発をやる回だけ、我々はスポンサーを降ります」と言うことで手打ちになりました。そういうことはできると思います。
田原 田勢さん。田勢さんは勿論、新聞で違うけれども、日経新聞は企業の悪口が書けない、批判ができない訳じゃないですよね?
田勢 イエスと言いたい所ですけどね。中々難しい所もあると思いますよ。
ちょっと話がずれるのですが、もっと重要なこととして、日銀が2、3日前に「この先、2年間、成長はマイナスだ」と、「史上最悪だ」と言いましたよね。あれ、みんな一面トップで報道したんですよね?
それなのに、白川総裁が「不確定要素が多すぎる」、「この先どうなるかわからないような予測をこんな時に出すな」と言うと、みんな縮こまっちゃうわけですよね。そういうことを指摘しているメディアがどこもないっていうのが…。
田原 ないね。
田勢 本当にびっくりしましたね。日本銀行ってみんな偉いと思っているんですね。
田原 そういうことを日経新聞の担当者に言いました?
田勢 いや、私は自分で書こうと思っているんですけど、多分ボツになるんですね…。
田原 あ、自分で書くんだ。でも、ボツ?
田勢 ええ…。